【世界柔道2014】力の時代到来、欧州系パワーファイターの極北ケルメンディが圧勝2連覇
52kgでは昨年王者のマイリンダ・ケルメンディ(IJF)が連覇達成。2位にはアンドレア・キトゥ(ルーマニア)、3位にはかつての技巧派から力勝負の効く強者へと変貌を遂げたナタリア・クズティナ(ロシア)と...
View Article【世界柔道2014】3連覇達成の海老沼匡が見せた「勝ち続けるため」の方法論
66kg級は2011年パリ大会、2013年リオ大会に続く3連覇を狙った海老沼匡が見事優勝。 [写真]3連覇を達成した海老沼匡選手 山場と目された準々決勝のゲオルギー・ザンタライア(...
View Article【世界柔道2014】中矢力が2度目の金メダル、今回も際立った「自分なり」の技術
昨年圧倒的な内容で優勝を飾った大野将平が3回戦で全くのノーマーク選手イ・ジュンユン(韓国)に一本負けを喫するなど荒れ気味のトーナメントを制したのは11年パリ世界選手権金メダリストの中矢力。2位はグラン...
View Article【世界柔道2014】宇高を突き落とし、そして救った大外刈という技
ロンドン五輪金メダリストの松本薫が2回戦でマーティ・マロイ(アメリカ)にまさかの敗戦。 右相四つのマロイに引き手で右袖を制されたまま左出足払を食い、伏せて回避。この際残った右腕を制されたことが致...
View Article【世界柔道2014】キーワードは「大人の柔道」、使いこなしたチリキシビリと振り回された永瀬
入賞の権利があるベスト8に残ったメンバーはまことに順当だった。8名のうち実に5名がシード選手。非シードの3名のうち1人は1回戦でスヴェン・マレシュに「指導3」対「指導2」で勝利した昨年の世界選手権銅メ...
View Article【世界柔道2014】田代未来が銅メダル獲得、育成と結果の「二兎」狙った妙手決まる
昨年決勝でヤーデン・ゲルビの反則技「裾を使った絞め」で満場注視の中絞め落とされるという屈辱を味わったクラリス・アグベニュー(フランス)が悲願の世界選手権初優勝。決勝はそのゲルビを相手に「どちらが強いか...
View Article【世界柔道2014】アルベールの時代到来、ヌンイラ華蓮はシビアな自己理解をテコに銀メダル獲得
70kg級ではユリ・アルベール(コロンビア)が2年連続の金メダル獲得。 [写真]優勝したユリ・アルベール選手 予選ラウンドは優勢勝ち2つと比較的静かな立ち上がりだったが、決勝ラウンドに入る...
View Article【世界柔道2014】リオ五輪まで続くライバル関係のドラマ 日本勢は参入できるか
2010年の国際大会デビュー時には「このまま世界選手権を獲ってしまうのでは」との評もあった日本期待の佐藤瑠香は3回戦敗退となった。 [写真]3回戦敗退の佐藤瑠香選手 昨年、佐藤、緒方亜香里...
View Article【世界柔道2014】新技術導入のイリアディス優勝、ベイカーは若手グループ躍進の波に飲みこまれる
優勝候補筆頭のヴァーラム・リパルテリアニ(グルジア)が準々決勝で敗れるという衝撃の展開。今季躍進著しい20歳のクリスティアン・トート(ハンガリー)と、互いの腹を付け合っての壮絶な持ち上げあい、抱え合い...
View Article【世界柔道2014】昨年の強豪が必ずしも今季の強者に非ず、人材豊富を証明した100㎏級
役者揃った100kg級は第1シードのルーカス・クリパレク(チェコ)が悲願の初優勝達成。 [写真]優勝を勝ち取ったルーカス・クルパレク選手 順調に準決勝までを勝ち抜くと、ロンドン五輪王者タギ...
View Article【世界柔道2014】七戸龍大健闘、リネール戦で得たものとは?
100kg超級は絶対王者テディ・リネール(フランス)が6連覇達成。しかし見出しにすべきは連覇記録ではなく、決勝で七戸龍が繰り広げた大善戦であるべきだろう。 [写真]銀メダル獲得し大健闘の七戸龍選...
View Article【世界柔道2014】表彰台をわけた柔道の「本質的行動」への向き合い
プレビュー記事では「”柔道が強い”日本勢2人が”試合力が高い”オルティス、アルセマムに挑む」という見立てを提示したわけだが、まったく失礼なことをした。決勝を争ったイダリス・オルティス(キューバ)、銀メ...
View Article【世界柔道2014】五輪へ実り多き団体戦 成功が人を成長させる
女子団体戦はフランスが最大の勝負どころと目された準決勝で宿敵日本を倒して優勝。日本側にミスはあったが、マクロな視点でトーナメントを見渡せば、52kg枠にプリシラ・ネトとアナベール・ウラニー、57kg枠...
View Article【柔道グランプリ2014】世界選手権開催を来年に控え、マキシム・ラコフら地元勢カザフスタン選手たちに注目
柔道界今季最大のイベントであるチェリャビンスク世界選手権が終わり、ワールドツアーはその2週間後に行われたグランプリ・ザグレブ(9/12〜9/14)を以て再開。アジア大会柔道競技(9/20〜23)という...
View Article【柔道グランドスラム2014】グランドスラム昇格にふさわしい強豪が集結、地元で迎え撃つはレマレンコら「元モルドバ」の傭兵部隊
大きなみどころは2011年パリ世界選手権81kg級3位のセルジュ・トマを領袖とした地元UAEの「モルドバ移籍組」の活躍。モルドバ時代はコンチネンタル・オープンの上位進出がせいぜいであった彼らは2013...
View Article【柔道グランプリ2014 チェジュ大会】アジア大会の汚名返上に韓国男子が腕を撫す、女子は欧州勢中心にハイレベルトーナメントの実現濃厚
例年2月に行われるワールドツアー屈指のビッグイベント「グランドスラム・パリ」の2015年度大会が会場改装のため10月に延期となった。このあおりを受けて今季世界の強豪選手の強化カレンダーは大幅に変更を余...
View Article【柔道グランプリ2015】欧州シリーズ最重要大会を制するのは誰か?
ワールドツアーで最も重要視される冬季欧州シリーズ。その花形大会が旧「フランス国際」の流れを汲むグランドスラム・パリ、そして「ドイツ国際」の血を引くこのグランプリ・デュッセルドルフである。いずれも単なる...
View Article【柔道グランプリ2015】地元のエース出動の81kg級と90kg級に注目、女子は78kg級に世界王者3人が集結
2月初旬のヨーロッパオープン・ソフィアで幕を開けた冬季欧州シリーズもいよいよ終局。最終2週はフィナーレにふさわしく、グルジアのトビリシ、トルコのサムソンで連続してグランプリ大会というビッグイベントが組...
View Article【柔道グランプリ2015】ブレイク中のグヴィニアシビリが2週連続優勝狙う、地元トルコ勢は48kg級と78kg超級の表彰台獲得が目標
ワールドツアー欧州シリーズ最終戦、トルコで行われるグランプリ・サムスン大会がいよいよ今週末に迫った。ワールドツアーは今大会を以て約一か月お休みとなるが、ブレイク期間の4月に各地で行われる大陸選手権で上...
View Article【柔道グランプリ2015】IJFワールドツアー再開!
1か月のブレイク期間を経て、IJFワールドツアーはこのグランプリ・ザグレブ大会から再開。5月はグランプリ・ザグレブ大会以降もグランドスラム・バクー(8日〜10日)、そしてモロッコでのワールドマスターズ...
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